楽天グループ株式会社(以下、楽天)は2023年2月14日に2022年度通期および第4四半期の決算を公表しました。
今回は楽天の2021年度と2022年度の決算資料を見ながら、その業績を振り返っていきます。
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1. 楽天「2021年度通期の業績」はモバイル事業などにより赤字決算に
まずは楽天の2021年度の決算から振り返ります。
楽天の2021年度通期決算では、楽天が公表しているNon-GAAP営業利益で▲2250億円の赤字でした。
「モバイルセグメント」にまとめられている楽天モバイルの事業をみると、四半期ごとの同セクターのNon-GAAP営業利益は下図の通りで、2022年度第1四半期までは赤字が拡大しています。
特に2021年度第3四半期以降は、四半期の赤字が1000億円を超えています。