3. 60歳以降に厚生年金に加入しない場合は「国民年金の任意加入」

60歳定年などで厚生年金に加入しない場合は、国民年金に任意加入して老齢基礎年金を増やしましょう。

国民年金の加入は60歳までですが、希望すれば65歳まで任意加入できます。

老齢基礎年金額は、国民年金の保険料納付月数と比例します。

  • 老齢基礎年金額(年額)=79万5000円(2023年度)×納付月数/480ヶ月

60歳から任意加入した場合、老齢基礎年金額は約8300円アップします。

  • 老齢基礎年金額(月額)=79万5000円×60ヶ月/480ヶ月/12ヶ月≒8300円

また、任意加入するときに「付加保険料(月400円)」を支払うと、付加保険料1ヶ月分につき年金額は200円アップします。

60ヶ月付加保険料を支払った場合、年金は月額1000円アップするだけですが、2年間年金を受け取ると元が取れるお得な制度といえます。