5. 夫婦の保障は別で考える!
遺族年金について、主に妻が亡くなった場合をシミュレーションし、受けられる保障を考えていきました。
働く女性が増えた現代、「死亡保障は大黒柱だけに必要」というのは過去の常識となりつつあります。
まずは公的保障を知ることで、「万が一」に受けられる保障を知っておきましょう。
一方で、遺族年金を受けるためにはさまざまな条件があることも浮き彫りとなりました。子どものいない夫婦は遺族基礎年金の対象外ですし、夫が遺族厚生年金を受給できるのは55歳以上の場合のみです。
こうした違いを踏まえると、妻と夫の保障は別々で考える必要があります。他にも知っておくべき「中高齢寡婦加算」や「寡婦年金」などもあります。
難しい言葉が並ぶと敬遠してしまいがちですが、いざというときの保障は知っておくことが大切です。
わからないことは自治体の窓口等にも相談しながら、公的制度について調べてみましょう。知らない制度を把握することで、不要な保険に気づくこともあります。
長引くお家時間、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。
参考資料
太田 彩子