1. 「コーディネート」をやめた
「すぐサイズアウトする子ども服は数枚の組み合わせでシーズンを乗り切っていることに気づき、自分もこれで回せるのではと気づいたのがきっかけです。服の組み合わせが単純化されたのでコーデの手間がなくなっただけではなく、くたびれたら買い替えるというルーティンになって、似合わない服を買ってしまう失敗もなくなりました」(Rさん・37歳)
クローゼットがパンパンなのに着る服がない、という悩みを持つ方は少なくありません。そんなときは、本当に似合う服・気に入っている服・着心地のいい服をクローゼットから選び取り、「スタメンだけのクローゼット」をつくってみましょう。意外とそれだけでも着回しに困らないことに気づくはずです。ほぼ着ていないのにクリーニングに出していたコートやデザインがしっくりこなくなった服は、これを機に手放してもいいでしょう。
「自分のお気に入りが分かったので、流行に乗ってとりあえず買ってみようという欲も減ってきました。かつては服だけで1シーズンごとに数万円使っていましたが、今は年間で2万円以下におさまっています」(Rさん)
2. 「家事」をやめた
厚生労働省が2020年7月8日に更新した「社会保障・人口問題基本調査(全国家庭動向調査)」によると、妻の平均家事時間は平日263分(4時間23分)でした。同データによると、専業主婦はもちろんパートや常勤で働いている主婦も日々3時間以上を家事に費やしていることが分かるのです。しかし、節約上手な主婦たちは上手に「家事」をやめているのだとか。
「お掃除ロボットや食洗機を取り入れ、床掃除やお皿洗いをやめました。家電を買うための初期投資はかかりますが、最新家電は節電や節水機能もあり、家計費全体のコストダウンに。あいた時間を副業に充てるなど、節約とプラスアルファを叶えています」(Yさん・40歳)
また、バスグッズの床置きをやめてヌメリ掃除の手間を省く、夕食をパターン化させて買い物や調理時間を減らすなど、「見えない家事」を上手にやめているのも特徴。手間をかけはじめたらきりがない「お弁当作り」も、うまく時短ですませているようです。
「お弁当は作り置きのおかずや冷凍食品をつめるだけにして、火を使うのをやめました。洗い物も少ないので楽ちんです。昼食代はもちろん、ガス代や水道代も節約できますよ」(Sさん・46歳)
主婦ならばやらないといけない、という思い込みを外すと気持ちが楽になり、貯金にもつながることを節約上手な人たちは知っているのです。苦手な家事はやらない工夫を取り入れて、負担を軽減しつつ節約につなげているのですね。