エネルギーの問題は電池の開発によって相当部分が解決されると言われます。水力、風力、太陽光発電による電力を大容量蓄電できれば、化石エネルギーを節約し地球温暖化に歯止めをかけることもできるでしょう。
鉛電池→ニッケル水素電池→リチウムイオン電池と進んできた大容量の電池開発は、今後全固体電池、金属空気電池へと進んでいくようです。全固体電池は2020年代での実用化が期待され、金属空気電池は2030年代での実用化が見込まれています。
全固体電池ではトヨタ自動車が東京工業大学と、日立造船(7004)や三菱ガス化学(4182)なども東北大学と共同開発。また、ソニー(6758)の電池事業を買収した村田製作所(6981)も開発中のようです。さらに、富士通(6702)傘下のFDK(6955)の電極開発も注目されます。
石原 耕一