専業主婦になるかの判断基準は年収だけではない
結婚したら夫に専業主婦をお願いされたり、妻自ら専業主婦を希望したりするケースもあるでしょう。
その際、先程紹介した「夫の年収」だけで専業主婦になる判断をするのはおすすめできません。妻が専業主婦になると以下のリスクが発生します。
- 夫にもしものことがあると生活が困窮する
- 職歴のブランクにより再就職が難航する
- 将来受け取れる年金額が少なくなる
- 社会とのつながりが薄れ、孤独や不安を感じることもある
もし夫が病気・ケガ・リストラ・亡くなるといったアクシデントに見舞われた際、生活が困窮する可能性が高くなります。
ある程度は社会保険で保障されるとはいえ、その保障期間も有限です。期間終了までに再就職先を探す際、職歴のブランクが大きな壁になることもあるでしょう。
また専業主婦が将来受け取れる年金は、基本的に国民年金のみです。過去に厚生年金の加入期間があったとしても、共働き夫婦に比べると額が少なくなるケースがほとんどです。
加えて社会とのつながりが薄れ、孤独や不安で心身に影響がでる恐れも。想定されるリスクにしっかり備えられるように、夫婦でしっかり話し合うのが大切ですね。