4. 年金だけで暮らせる人は少ない
厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」によると、年金を受給する高齢者世帯で「公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%の世帯」は24.9%です。
つまり、年金だけで生活を送っている世帯は4世帯に1世帯となり、かなり少ない状況なのです。
年金額も個人で異なり、さらに生活費も大きく変わるでしょう。
必要な老後資金は、平均だけではかることができません。
ねんきん定期便やねんきんネットなどを使い、年金の目安額を知ることが重要です。多くの方が生活費ー年金で赤字が出るため、不足する分を貯める必要が出てきます。
算出された老後資金を目標に、早いうちからコツコツと準備を始めていきたいですね。
参考資料
- 厚生労働省「令和5年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「令和4年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(2022年12月)
- 厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」
太田 彩子