ちなみに、今回はキリンホールディングス(2503)、LIXILグループ(5938)、東京海上ホールディングス(8766)などが挙げられていました。

成長性が期待できるということは、株価の上昇ポテンシャルが高いだけではなく、従業員にとっても新しい取り組みのチャンスが多く巡ってくるということになるため、就活生から見ても興味深いスクリーニングだと思います。

まとめ

2017年3月に発表された2016年度の「なでしこ銘柄」は、日産自動車(7201)、東京急行電鉄(9005)、KDDI(9433)など47社でした。詳細についてはこちら『28年度 なでしこ銘柄』をご覧ください。

もちろん、「なでしこ銘柄」や「準なでしこ銘柄」が、投資家に対して必ず高いパフォーマンスを保証するものではないように、就活生にとって必ずしもベストな選択というわけでもありません。

とはいえ、企業のトップが率先して女性の活躍の場を広げようとしている会社は、きっと風通しもよく、働きやすい会社なのではないかと筆者は想像します。

ただし、ここに選ばれないような会社でも全く問題はありません。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という説教や、こうした取り組みがなかった30年前に就職した女性にも素晴らしいキャリアを積んできた方が多くいる、などの昔話をするつもりはありませんが、いずれにせよ、良い会社は自分で探すしかないからです。

そもそも、娘に「なでしこ銘柄」に就職してほしいという考え自体が、過保護な親のエゴのようでイケてませんね。というわけで、親を安心させようと考えなくてもいいので、皆さんも思う存分にやりたいことに挑戦してください!

LIMO編集部