4. 65歳以上の31.2%は経済的な不安

厚生労働省が公表した「令和4年版高齢社会白書」によると、65歳以上の31.2%は経済的な不安を抱えていることがわかります。

出所:厚生労働省「令和4年版高齢社会白書」

65歳で定年退職を迎える方も多く、その後はリタイアするのか再就職するのか、個人によってわかれます。

同資料では総務省の「労働力調査」を引用しつつ、労働力人口の推移も紹介しています。

こちらによると、労働力人口のうち65~69歳は410万人、70歳以上は516万人であり、労働力人口総数に占める65歳以上の者の割合は13.4%と上昇し続けている現状がわかります。

完全にリタイアするのではなく、今後も何らかの形で働き続けるシニアが増えるのではないでしょうか。

2023年度の年金は3年ぶりにプラス改定となりますが、昨今の物価上昇には追いつけず、実質の目減りとされています。

今後も年金受給額は減る可能性も高いため、老後に向けた対策は誰もが必要だと言えるでしょう。