3. 「商船三井」と「日本郵船」の株の株式投資のトータル・リターンはいくらか

以上、配当金と株主優待のリターンについて振り返ってきました。

次に、株価変動によるリターンを計算します。

3.1 商船三井のトータル・リターン

  • 株式の取得日:2022年1月27日
  • 株式の取得価格:2600円(取得日の終値)
  • 取得から1年後の日付:2023年1月27日
  • 1年後の株価の終値:3165円
  • 100株ベースの株価変動によるリターン:+5万6500円

そして最後に、トータル・リターンを計算します。

  • 配当金のリターン:12万円
  • 株主優待のリターン:4万2600円
  • 株価変動によるリターン:+5万6500円
  • トータル・リターン(金額ベース):+21万9100円
  • トータル・リターン(%ベース):+84.3%

トータル・リターンは+84.3%でした。

3.2 日本郵船のトータル・リターン

  • 株式の取得日:2022年1月27日
  • 株式の取得価格:2670円(取得日の終値)
  • 取得から1年後の日付:2023年1月27日
  • 1年後の株価の終値:3040円
  • 100株ベースの株価変動によるリターン:+3万7000円

そして最後に、トータル・リターンを計算します。

  • 配当金のリターン:23万円
  • 株主優待のリターン:4万3050円
  • 株価変動によるリターン:+3万7000円
  • トータル・リターン(金額ベース):+31万50円
  • トータル・リターン(%ベース):+116.1%

トータル・リターンは%ベースで+116.1%でした。

4. まとめにかえて

配当金・優待・株価とそれぞれの要素を確認すると、どのような影響が株式投資のリターンにあらわれているかわかりやすいでしょう。

今回確認した通り、株式投資の際は配当や優待だけでなく、株価水準についてもきちんと確認してみてください。

※読者のご指摘により文章を一部修正しました(2023年1月31日AM10:28)

参考資料

宮野 茉莉子