60歳代の貯蓄3000万円の割合

2022年2月14日に公表された金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」によると、60歳代・二人以上世帯の貯蓄3000万円以上の世帯割合は22.8%でした。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)各種分類別データ」をもとにLIMO編集部作成

60歳代の5世帯に1世帯は3000万円以上の貯蓄があるとわかります。

また60歳代・二人以上世帯の平均貯蓄額は2427万円ですが、より実態に近い中央値は810万円でした。

平均値は一部の富裕層によって数値が上がるので、平均値と中央値が大きく離れています。

3000万円以上の貯蓄を保有する世帯は全体の約2割ですが、貯蓄ゼロの世帯も約2割います。

約2割が貯蓄ゼロにもかかわらず、平均貯蓄額が2427万円というのは、一部の世帯が多額の貯蓄を持っているからと予想されます。

また、「2000万円〜3000万円未満」の世帯と「3000万円以上」の世帯を合わせて全体の約3割ですので、約7割の世帯が平均貯蓄額2427万円に達していないことが窺えます。