長期運用において重要な心構えとは

数十年に及ぶ長期投資に向き合うための心構えを以下に2点、紹介します。

LIMO編集部作成

1. 低リスク資産を可能な限り長く保有する

運用となると、つい難しく考えてしまいがちですが、つみたてNISAの場合は深く考える必要はありません。

金融庁が定めた低リスク運用商品の中から運用商品を選択して、毎月決まった金額を設定し機械的に積み立てていくのみです。

低リスク資産の長期運用は、長く保有しなければ意味をなしません。

まれに大きな相場の変動に遭遇することもありますが、それでもなお、保有し続ける気持ちが重要です。

多少のことで手放していると、運用に掛けた月日が無駄になるリスクが高いです。

2. 運用成績は年単位で見る

投資に初めて挑戦する時は、どうしても長期的視点を持ちにくくなります。

自分が投資した資金の増減が気になってしまい、日々基準価額を追ってしまいがちです。

短期視点の運用では、基準価額の変動に一喜一憂しすぎてしまうため、暴落相場が来た時に資産運用を中断してしまうリスクがあります。

預けっぱなしで勝手に資産が増えていくわけではないので、運用状況の確認は必要ですが、長期運用の場合は1年単位、短くとも半年ごとの推移を確認するようにしましょう。

バブル崩壊後の日本のようなケースもあるため、マーケットの大きなトレンドを把握することが重要です。

長期視点を持ちつつも、ある程度はマーケット情報の把握も忘れないようにしましょう。