4. 加給年金の制度改正を受けて今後どうすれば良いのか

法律上で改正される制度については、個人ではどうすることもできません。

例えば先ほどの例で、加給年金をもらうために厚生年金の加入を調整している場合など、加給年金がもらえないのであれば、20年を超えて厚生年金に長く加入している方が、将来もらえる老齢厚生年金を増やすことができます。

加給年金は配偶者が65歳になるまで受給することができますが、老齢厚生年金は一生涯もらうことができます。

夫婦で年齢差がある場合は、加給年金を受給した方が良いでしょうが、年齢差がなければ、加給年金をもらえる時期は短いので、ある程度厚生年金に長く加入しても良いのではないでしょうか。