大掃除に必要な洗剤は主に「4種類」

一年分の汚れをしっかりと落とすためには「洗剤」も欠かせません。

2022年11月29日に第一石鹸株式会社がTwitterで発信した情報「重曹とクエン酸を混ぜると勢いよく泡が立ちますが、中和しちゃうので汚れはあまり落ちません。」には1万件を超えるリツイートといいねがつきました。

中和反応により、お互いの洗浄効果を打ち消すためと説明されています。

洗剤は単独で使うことが基本であることに注意しましょう。

ここからは、大掃除に役立つ洗剤をご紹介します。

筆者オリジナル作成

株式会社日本トリムの「年末の大掃除に関する調査!大掃除は12月30日に終わらせる人が最多&大掃除をする場所1位は「キッチン」【日本トリム水ニュース】」によると、家の中の汚れは大きく分けると酸性とアルカリ性の汚れがあります。

そのため、反対の性質をもったアイテムを使う必要があるようです。

1. 重曹(酸性の汚れに効果的)

重曹は、弱アルカリ性のため、油汚れや皮脂汚れなどに反応し、落としやすくしてくれます。

そのため、油汚れの多いキッチンだけでなく、皮脂が付着したリビングの床や浴室、トイレなどにも活用できます。

また、重曹は研磨剤としても活用できるため、焦げ付きのある部分にも役立つでしょう。

2. クエン酸(アルカリ性の汚れに効果的)

クエン酸は、酸性のため水回りの頑固な汚れを落としやすいです。

例えば、水垢やトイレの黄ばみなどには、クエン酸の使用が効果的です。

注意点として、クエン酸と塩素系の製品を併用すると有毒ガスが発生するため、同じタイミングで使用することは絶対に避けましょう。

3. セスキ炭酸ソーダ(酸性の汚れに効果的)

セスキ炭酸ソーダは、重曹と同様に弱アルカリ性ですが、重曹よりもアルカリ度が高く、頑固な油汚れや皮脂汚れを落とす際に役立ちます。

重曹では落としきれなかった汚れ部分に、セスキ炭酸ソーダと水を混ぜたスプレーをかけたり、つけ置きしたりすれば、綺麗に汚れが取れるでしょう。

注意点として、重曹よりもアルカリ度が高いため、リビングなどの床掃除には向いていません。

また、素手でセスキ炭酸ソーダを扱うと手荒れをしてしまう可能性があるため、ゴム手袋をつけた状態で使用しましょう。

4. 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム/酸性の汚れに効果的)

酸素系漂白剤は、酵素の泡で汚れを分解し、汚れた部分を洗浄、漂白、除菌します。

普段は衣類のシミ抜きによく使用されますが、大掃除の際にも大活躍します。

油汚れや食べ物の汚れ、カビにも効果的なため、キッチンや水回りに使用すると良いでしょう。