正解は「あのう」「あのお」でした。「あのう」や「あのお」という地名は全国にあり、交通の要衝だったケースが多いため、何かしらの交通に関する古代語が由来なのではと考えられています。

穴太駅周辺には小さな古墳群や神社仏閣があるほか、2駅先の坂本比叡山口駅の近くには比叡山延暦寺へ向かうケーブルカーの発着駅や日吉大社があります。

穴太駅を通過するときは、読み方をちょっと思い出してみてくださいね。

第6. 「斑鳩」

6つ目は「斑鳩」です。漢字単体だと、「斑」は「ハン」「まだら」、「鳩」は「はと」と読めますね。

gnohz/shutterstock.com

正解は「いかるが」。奈良県北西部にある町の名前で、現存する世界最古の木造建築の法隆寺があります。

地名の由来は諸説あり、現在でも定かではありません。斑鳩町のホームページには、イカル(漢字表記だと「斑鳩」や「鵤」)という鳥が群れをなしていたためと記載されています。

feathercollector/shutterstock.com

似たような説で、「イカルの住み処」から「いかるが」の呼び方が定着したと考える意見もあります。

旅行などで斑鳩町を訪れたときは、地名に秘められた歴史に思いをはせながらあちこち巡ってみるのもいいかもしれませんね。

第7. 「雑賀崎」

最後にご紹介したいのは「雑賀崎」。和歌山県の地名です。