宝くじが当選した場合の注意点

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宝くじが当選した場合、当選金はどうやって受け取ればよいのか、知らないという人は少なくありません。

宝くじの当選金の受け取り方法や受け取る際の注意点について解説します。

宝くじ売り場か、みずほ銀行で受け取る

宝くじが当選した場合は、購入した宝くじ売り場か、みずほ銀行の窓口で受け取ります。

当選金額が1万円以下の場合は、購入した宝くじ売り場でも受け取ることが可能です。

1万円を超える場合は、宝くじ売り場で受け取ることはできないため、みずほ銀行に出向く必要があります。

また、当選金額が50万円を超える場合は本人確認が必要になります。100万円を超える場合は、本人確認に加えて印鑑も必要になります。

当選金の受け取り期間は1年間

宝くじの当選金の受け取り期間は1年間です。当選金の支払開始日から1年を過ぎると、当選金が受け取れなくなるため注意しましょう。

当選結果は支払開始日以降なら、インターネット上で24時間いつでも照会することができます。

時効を迎えてしまった当選金は、宝くじの収益金と同じく、発売元である全国都道府県や政令指定都市へ納められ、公共事業などに役立てられます。

高額当選証明証を保管しておく

もし高額当選した場合は、銀行から「高額当選証明書」を受け取ります。大切に保管しておきましょう。

高額当選しても税金はかかりません。しかし、高額当選によって急に預貯金残高が増えたり、当選金でマイホームなどの高額資産を購入した場合は、その資金の出どころを税務署から詮索される可能性があります。

宝くじの当選金であることを証明できず、実際に所得税が課せられたケースもあります。

そんな場合に、宝くじの高額当選であることを証明してくれる書類が高額当選証明書になります。100万円を超える当選金が発生した場合、発行を受けることができます。

まとめ

一攫千金を夢見て購入する年末ジャンボ宝くじ。当選確率はきわめて低いですが、決してゼロではありません。無理のない範囲で挑戦するのも良いのではないでしょうか。


宝くじが当選して収益を得た場合でも、その当選金自体には税金(所得税・住民税)はかかりません。しかし、それはあくまでも受け取るタイミングでのことです。

一旦受け取った当選金を贈与したり、相続したりする場合には、贈与税や相続税がかかります。万が一宝くじが当選した場合の使い道は、そうした点にも注意しておきましょう。

参考資料