この記事の3つのポイント
- 平均的な年金受給額を手にするには年収がどの程度必要かを試算
- 日本の平均年収について統計で知る
- 老後のお金周りを工夫するためにできることを整理
日本の公的年金制度は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」から成り立ちます。
ベースとなる国民年金に上乗せして、サラリーマン(会社員や公務員など)が加入するのが厚生年金です。
現役時代は稼ぎに応じた厚生年金保険額を給与から天引きで納め、支払った年金保険料は、年金加入期間とともに将来の受給額を左右します。
ちなみに、厚生年金保険(第1号)の平均年金月額は14万4366円(※)です。この平均年金月額(約14万円)を受取るには、現役時代にどのくらいの年収であることが必要なのでしょうか。
今回は、計算式などを交えながら紐解いていきます。
※厚生労働省「厚生労働省「令和2年度(2020年)厚生年金・国民年金事業の概況」
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