冬型の多肉植物

アエオニウム
冬型多肉植物の代表的な存在ともいえるアエオニウム。寒さに強く、育てやすい多肉植物です。生長すると一輪の花のようなツヤのある姿になり、様々な仕立て方で楽しめます。和風仕立てが好きな人にも人気。

最もポピュラーな品種は、漆黒の葉が美しい黒法師です。緑系統や斑入りの品種もあります。

アエオニウム属の多肉植物(yorkie-corgi /Shutterstock.com)

リトープス
リトープスは脱皮をする多肉植物で、数ある多肉植物の中でも変わった生態をしています。好き嫌いがはっきり分かれるフォルムですが、それぞれが多様な色や柄をしていることで、生きた宝石と呼ばれることも。

夏場は完全に断水し、涼しい半日陰で管理しましょう。気候が涼しくなり秋になったら少しずつ水やりを始め、生育期である冬は日光をたくさん当ててください。脱皮を始めた時は水やりはやめましょう。

コノフィツム
コノフィツムも、リトープスと同様に脱皮をする多肉植物です。脱皮中の水やりは厳禁。夏は涼しい半日陰で管理しながら断水し、秋になったら少しずつ水やりを再開します。

水を与えても表面のシワが目立ち、しおれているような場合は根腐れが考えられるので、鉢から抜いて根の状態を見てみましょう。冬場は日光によく当てます。

2. まとめにかえて

今回は、多肉植物の中でもポピュラーな種類を解説しました。これらの他にもたくさんの様々な種類が存在します。

実際に多肉植物を目にしても種類が分からない場合は、お店の専門スタッフに聞いてみましょう。お世話のコツなど意外な発見があるかもしれませんよ。

大城 望