まとめにかえて
未婚女性が考える結婚相手の理想の年収は、既婚者の年収に比べると少し高めなことがわかりました。実際には、理想通りにはならないことも少なくないでしょう。
ただ、「年収」はお金をはかる上での一つの物差しでしかありません。
たとえば今の年収を持続する、もしくは今よりも年収を上げるためには、仕事に対する姿勢や向き合い方が大きく影響してきます。場合によっては転職をして今より年収が下がる、雇用が不安定になるということもあるのです。
また、生活費や貯蓄に対しては、女性側の年収や家事育児の分担、お金の使い方や貯蓄習慣なども大きく関わってきます。昔と比べると、「年収」だけでは結婚生活をはかれない時代になったと言えるでしょう。
共働きが主流な今は、引き続き男性に経済力を求めるものの、年収以外の部分に着目する女性も増えています。
今回の調査をもとに、改めて結婚に関する条件について考えてみてはいかがでしょうか。
調査概要
- 調査日:2022年11月4日(金)実施
- フォロワー数:2794人(調査時点)
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元証券会社社員
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事。ライフプランとニーズに合った資産運用の提案が強み。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。
教育、子育て、働き方などをテーマに数多くのメディアで執筆・編集を経験後、現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。3児のひとり親で、趣味は読書と音楽鑑賞(2024年12月12日更新)。