60歳代女性の就業者の半数以上が「月に20日以上」勤務

続いて、60歳代の雇用形態について見ていきましょう。

出所:労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査[A2] 』」

同調査によると、60歳代で正社員として働く人の割合は20%程度です。パート・アルバイトで働く人は40%を超えており、嘱託(約15%)、契約社員(約14%)が続いています。

60歳代女性に関しては、正社員として働く人は全体の11%で、パート・アルバイトが64.9%。嘱託、および契約社員は7%台です。

60歳代になると正社員以外の雇用形態で働く人が大半を占めますが、興味深いことに就業者のうち半数以上がフルタイムで働いています。

出所:労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.199『60代の雇用・生活調査[A3] 』」

60歳代の就業者のうち1カ月に20~24日働く人と25日以上働く人を合算すると約60%。

続いて、働いている60歳代女性の1カ月の勤務日数に着目すると、20日以上勤務した人の割合は、60~64歳は57.4%、65~69歳は53%という結果に。

また、同調査によると、働いている60歳代男女の約半数が1日に8時間以上勤務しています。

女性についていうと、60~64歳で35.7%、65~69歳で28.9%が1日に8時時間以上働いています 。