3. 定年前にやるべきこと3選

Eviart/shutterstock.com

年金や退職金が目減りする中、50代の貯蓄の現状をみると「そのまま老後をむかえてしまったら・・」と不安を感じてしまう人も多いかもしれませんね。

そこで、定年を迎える前にやるべきことを3つお話ししておきたいと思います。

3.1 定年退職までに「稼ぐお金」と「出ていくお金」を把握する

定年退職までの残り期間は、最後のお金の貯め時です。
とはいえ、定年退職の前にまずは役職定年など、段階的に収入が下がっていくことも。

「いつまで・いくらの」収入が見込めるのか、退職金はどのくらいの金額か、事前にできる限り確認しておきましょう。

その上で、持ち家の住宅ローンや子どもの進学費用など「削るに削れないお金」も具体的に想定しておく必要があります。

あまい見積もりで「思ったよりお金がかかってしまった」「こんなに収入が下がると思わなかった」という状況に陥らないよう気をつけましょう。

3.2 家計のスリム化に本気で取り組む

「年金生活までに稼ぐお金-出ていくお金=老後に使えるお金」ですから、削れるお金はしっかり削って家計をスリム化しておきましょう。

たとえば、食事以外で毎日スナック菓子やジュースを飲む(常にストックしている)生活習慣を改善すると節約と健康の両方に良い効果があります。

ただ使うお金を減らすのではなく「一石二鳥だよね♪」と思えるものから始めてみるのも良いでしょう。

家計のスリム化は貯蓄を増やすという意味合いにくわえ、年金生活の助走でもあります。
年金暮らしになったからといって節約家に変身できるわけではありませんし、病院通いが多くなれば出費もかさみます。

真剣に家計を見直し、健康を意識した生活に慣らしていく期間が大切です。