2. 誰もが知る超有名企業に投資できる
「何より、アップル、マイクロソフト、アマゾンといった誰もが知る有名企業に気軽に投資できるところがいい」と言うのは、対面証券会社勤務で30代のBさん。
「日本企業の有名企業、たとえばトヨタは最近株式分割したから少し買いやすくなったものの、以前は1単元(100株)購入するのに100万円以上の資金が必要だったし、ソフトバンクは60万円以上、任天堂は1株5万円以上するので500万円以上の資金が必要になる。これでは誰でも気軽に買える金額とは言い難い」と話します。
その点、世界的有名企業を多数抱えるアメリカは、IT関連企業のほかにもテスラ、エクソン・モービル、ナイキ、コカ・コーラなど、日本人に馴染みのある企業を数え始めるとキリがありません。
身近でよく知っている会社に投資をするのは日本株でも同じこと。私たちが普段使っているスマホやPCのみならず、飲み物やスポーツ衣料など、実際に買ったことのあるモノをつくっている会社だと「ちょっと投資してみようかな」という気になるのではないでしょうか。
ただ、有名な海外の企業に投資できる一方、米ドルで購入するため、日本円と米ドルの為替の値動きによっては損失を被る可能性があります。
つまり、保有する株が値上がりしたからといって、円高のときに円貨決済で売却すると為替の影響で値上がりによる利益が目減りするどころか損をするリスクもあるのです。そのため、株価の値動きだけでなく、為替の値動きにも目を配る必要があることを頭に入れておきましょう。