健康寿命「理想と現実」の差はどれくらいか
では、現時点での健康寿命は何歳なのでしょうか。
厚生労働省『健康寿命の令和元年値について』(令和3年12月20日)によると、健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。
先述の通り、男性の健康寿命の理想は85.55歳で、統計上の健康寿命(72.68歳)を12.87歳、統計上の平均寿命(81.41歳)を4.14歳上回っています。
理想と現実のデータには大きな差があることがわかります。
また、女性では、健康寿命の理想(86.99歳)が統計上の健康寿命(75.38歳)を11.61歳上回りました。
男女ともに、理想と現実で10歳以上の差があることがわかります。
寿命を終える間際まで、日常生活を元気に送りたいと考える人は多い一方で、現実として難しい可能性があることがわかります。