今日、10月14日は年金の支給日です。

すでに年金を受給している人は知っているでしょうが、まだ働いている多くの人は、年金がいつ支払われるか、またはどんな制度か知らないこともあるでしょう。

今回は、年金の仕組みの基本を見てみましょう。なかでも、現世代のシニア世代がどのくらいの収入を得ているのかを見てみましょう。

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1. 厚生年金と国民年金の仕組み

まずは、年金制度の基本を確認していきます。

公的年金制度は、「国民年金」と「厚生年金」との2階建てが基本です。

出所:日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和4年4月)、厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」をもとに、LIMO編集部作成

1.1 国民年金

日本に住む20~60歳未満の全ての方が原則加入し、保険料を一律で納める。自営業や専業主婦などが対象

1.2 厚生年金

国民年金に上乗せして報酬比例の保険料を納める。収入により保険料が変わる。会社員や公務員が対象

厚生年金の受給額は、個人差があります。