2.4 (4)所得税額および復興特別所得税額
年金から天引きされる所得税額および復興特別所得税額が記載されます。具体的には、社会保険料(介護保険料、後期高齢者医療保険料または国民健康保険料(税)の合計額)と各種控除額(扶養控除や障害者控除など)を差し引いた後の額に5.105%の税率を掛けた額となります。
2.5 (5)個人住民税額
年金から天引きされる個人住民税が記載されます。
2.6 (6)控除後振込額
年金から天引きされる上記の金額を差し引いた結果、実際に銀行等に振り込まれる金額が記載されます。
3. 「年金振込通知書」衝撃を受けるワケ
老後に天引きされるものを知らないと、年金振込通知書を見て思わず驚いてしまうでしょう。
年金の額面は「ねんきんネット」で確認できるものの、天引き後の手取りが少なくなることは予想しておきましょう。
特に、老後に資産運用で利益が出た場合やマイホームを売却して所得が出た場合は、確定申告をすると翌年の住民税が上がることにも注意が必要です。
これから老後資金作りを始める場合、出口の税金面も確認しておくと後々困らないでしょう。
また、国民健康保険や後期高齢者医療制度などは、自治体によって天引きを止めて口座振替に変更することもできます。ただし、その場合でも支払いが免除されることはありません。