1.3 適切な水やりをおこなう
観葉植物を枯らす原因として最も多いのは、水やりのしすぎです。根腐れを引き起こしてしまうからです。
外で鉢植の植物を育てる場合は、毎日の水やりが欠かせませんが、室内であれば頻繁に水をやる必要はありません。乾きやすい夏でも、植物にもよりますが、水やりは1週間に1回程度で大丈夫。2~3日間隔での水やりはやりすぎになる場合があります。注意しましょう。
土全体が乾いてから水やりをするのがベストです。表面だけが乾燥している場合もあるので、小さなシャベルあるいはスプーンなどで表面の土を少しよけて、なかの湿り具合を見てみます。完全に乾いた状態なら、土はつかずパラパラと落ちてきます。湿っていると、土の色も変わっていますから、よく観察することが重要です。
葉の状態も、水やりのタイミングを知らせてくれます。水が足りている元気な葉っぱはピンと張りがあり、上を向いています。一方水を欲している状態では、葉っぱに張りがなく重力に負け、下に垂れています。
この状態が長く続いたり、繰り返し生じると、植物自体が弱り、復活の機会を逃してしまいます。観葉植物をよく観察して、水やりのタイミングを探るのが大切です。