2. 貯蓄下手の人にありがちな特徴1:収支を把握していない

「貯蓄下手な人」の共通点として、「何にお金を使ったか把握できていない」方々が多い印象があります。収支状況が把握できないために、お金が貯まりにくい環境になり、悪循環が発生するのです。

対して、「貯蓄上手な人」の共通点として、収支状況を把握するために「お金の見える化」を実践している方々が多いです。

出所:金融庁「基礎から学べる金融ガイド」

「毎月の家計の収支と支出のバランスが取れているか」をチェックする習慣ができているため、計画性のない支出を抑えられます。

最近ではスマホ家計のアプリやクレジットカード会社のアプリで家計簿として保存できる機能もありますので、そういったものを活用して支出をきちんと記録し把握していくといいでしょう。

3. 貯蓄下手の人にありがちな特徴2:生活費と貯金の口座を分けていない

「貯蓄下手な人」の共通点として、お金の置き場所が一つに限られている場合が多い印象があります。

口座が一つであれば、自分の資産がいくらかを管理しやすいメリットがある反面、生活資金と貯蓄が混在するため、収支の管理がしづらいでしょう。

また、ついつい使えるお金が大きく見えるため、あればあるだけ使ってしまうという悪循環になりやすいでしょう。

「貯蓄上手な人」は、「生活用口座」と「貯蓄用口座」などお金を目的別に管理しています。毎月給与受取口座から決まった額を別口座に移動させる定額振替や積立投資で毎月一定額を運用にまわしている方もいます。

会社によっては給与受取を複数の口座に分けることも可能です。お金を管理しやすい環境づくりをすることにより支出管理がしやすくなるでしょう。