4. 年金のみでは生活が苦しい場合も

働く60歳代は多く、また年金のみでは生活が厳しい方も少なくないと考えられます。

現代では「年金以外にどう老後資産を準備するか」が非常に重要です。

60歳代になっても働き続けることはできますが、いつまで働けるかは誰にもわかりません。そのため、「仕事以外で老後に備える」ことも重要でしょう。

たとえば国民年金のみの受給者であれば、付加給付や国民年金基金への加入(併用は不可)など年金を増やせる手段はいくつか存在します。

2022年10月からはパートの社会保険適用が拡大されます。パートの方は厚生年金に加入する働き方を目指し、将来の受給額を上げることも検討されるといいでしょう。

また、厚生年金を受給できる方であっても、転職や残業などで収入を増やす方法もあります。

さらに今は国の税制優遇制度として、iDeCoやNISA制度があります。特にiDeCoやつみたてNISAのように、自分で金融商品を選び、毎月一定額を積み立てる「積立投資」は若い世代でも人気です。

積立投資であれば買付時期が分散でき、リスクはあるものの長期間運用することで低減できるというメリットがあります。

自分で働く以外に、お金に働いてもらう方法も考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

荻野 樹