締め切り間近のジュニアNISAのメリット・デメリットは

締め切り間近で急ぐとは言え大切なお金のことですから、利用には慎重になりたいところです。ジュニアNISAのメリットとデメリットを知っておけば、決断もしやすくなるのではないでしょうか。ここで、ジュニアNISAのメリットとデメリットを紹介します。

出所:金融庁「ジュニアNISAの概要」

【ジュニアNISAのメリット】

ジュニアNISAのメリット1. 得られた利益が非課税

通常、株式や投資信託の配当金や売却で得る利益には税金がかかります。しかしジュニアNISAの場合、投資元本から得られた利益は非課税です。年間80万円までは税金がかかりません。効率的に子どもの教育資金を貯められます。

ジュニアNISAのメリット2. 制度終了後も非課税期間の延長が可能

ジュニアNISAは2023年までと前述しましたが、制度終了後も継続管理勘定にロールオーバー(移し替える)すれば、非課税期間を延長できます。継続管理勘定とはジュニアNISAに設けられた、ロールオーバー専用の非課税投資枠のことを指します。

【ジュニアNISAのデメリット】

ジュニアNISAは、子どもが18歳になるまで原則引き出せません。18歳前に引き出すと、利益に税金がかかってしまいます。18歳まで引き出せなくても困らない余裕が必要です。

ジュニアNISAのデメリット1. 金融機関の変更ができない

NISAでは年に1度金融機関を変更できますが、ジュニアNISAでは金融機関の変更はできないことになっています。もし変更する場合、口座を廃止しなければなりません。災害などやむを得ない場合を除いて、口座を廃止するとそれまでの利益に税金がかかります。