2.3 現在進行中・再開発予定の事業

ここからは現在進行中、あるいは今後の再開発予定の事業を紹介します。

(仮称)堺市美原区黒山東計画新築工事

令和4年11月に堺市美原区で開発を推進していた「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」がオープン。同施設はSDGsやESG投資を意識して、建築物が消費する年間エネルギー料を削減するなど、環境にも配慮した施設となっています。

同施設のある堺市美原区は松原市、羽曳野市、富田林市、大阪狭山市に隣接。また、大阪市の主要幹線道路である国道309号や、阪和自動車道の美原北ICや美原南ICからも近いほか、公共交通機関も近隣にある利便性の高い場所にあることから、南河内地域や、奈良県中部との交流結節拠点として高い期待を集めています。

泉ケ丘駅前活性化計画

南海電鉄では沿線人口の増加や、ストレスフリーな移動、駅を拠点としたまちづくりをコンセプトとしたまちづくりの推進を中長期施策として掲げています。

南海電鉄沿線の重要拠点である泉北ニュータウンは、関西を代表する大規模ニュータウンでしたが、近年人口減少が進んでいます。

しかし今後、近畿大学医学部や近畿大学病院が泉ヶ丘エリアへの移転する予定となっていること、堺市が泉北ニュータウンをスマートシティの重点地域とするなど、泉北ニュータウン・泉ヶ丘にとって追い風となる要素が出始めてきています。

そこで南海電鉄は、泉北ニュータウン活性化に取り組み、ベッドタウンであった泉ヶ丘を将来の沿線中核都市とすることを目標に掲げています。

大浜北町市有地活用事業

堺市では、魅力あるウォーターフロントの形成を目指し、商業施設・公共施設一体となった整備を行う事業者を募集していました。

平成29年5月、大浜北町市有地活用事業者選定委員会による審査において、株式会社アゴーラ・ホスピタリティー・グループが優先交渉権を獲得。施設名称はポルトガル語で海の港を表す「ポルトマーレ(仮称)」で、その名の通り貿易港としての役割と、衣・食・住の融合拠点となる施設が誕生する予定です。

今後、同施設においては宿泊施設の開業による観光客の来訪や、市民向けの地域活性化イベントの展開などが期待されています。

※この記事はLIFULL HOME'S 不動産投資コラムより提供を受けたものです。

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LIFULL HOME'S 不動産投資編集部