相次ぐ物価上昇で、家計のやりくりに悩む人は増えているのではないでしょうか。誰かに相談したくても、お金の話はなかなかしづらいものですよね。
いくら貯めたかなどを話題にするのは難しいものの、目標とする貯蓄額を決めることは、資産作りの第一歩です。
とはいえいくらぐらいが適当な額なのでしょうか。
そこで今回は、「貯金」と「借金」を世代ごとに見ていきましょう。
1. みんなの平均貯蓄額「1880万円」
最初に、全体の平均貯蓄額をながめていきます。
総務省が2021年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、世帯当たりの貯蓄額は以下の金額です。
- 1世帯当たり貯蓄現在高・・・1880万円
- 貯蓄保有世帯の中央値・・・1104万円
平均貯蓄額は1880万円となりました。また、より実態に近い中央値でみると1104万円です。