4. 自分はいくらもらえる?年金額は定期的に確認を

ここまで見てきたのはあくまでも現在のシニアの平均額です。個人差があり、さらに世代による違いもあります。自分の受給予定額を確認する習慣もつけておきましょう。

まずは毎年誕生月に送られてくるねんきん定期便を確認するといいでしょう。ただし、50歳未満の方は「これまでの加入実績に応じた年金額」が記載されています。

見込額は反映されていないため、本来よりも少ない金額になっているでしょう。

そこでおすすめなのが、日本年金機構が運営する「ねんきんネット」の利用です。

マイナポータルを経由してログインすることもできるため、定期的に見込額を確認する習慣をつけましょう。

厚生年金が月平均で20万円を超えない人は男性でも7割強います。「厚生年金は手厚い」と安心するのではなく、公的年金以外での老後準備について考えていく必要があるでしょう。

参考資料

太田 彩子