4. 厚生年金だけで生活できる
ここまで、国民年金と厚生年金(※基礎年金を含む)の年齢ごとの受給額を見てきました。
仮に国民年金と厚生年金の両方を受給できる場合は、全年代を通してだいたい月平均で14万円から16万円の年金を受け取れるようですね。
今の生活費と比べると、皆さんどうでしょう。毎月14万円から16万円ほどで生活できそうでしょうか。
高齢になれば生活にそんなにお金かからないという方もいると思いますが、年齢を重ねたから必要になる生活費というものもあります。
例えば、高齢になると病気にかかりやすいので「医療費」が現役時代より増えたり、身体が思うように動かなくなると介護や家事代行サービスなどを頼らざるをえない状況も考えられますよね。
また、持ち家の場合でも健康状態によってはバリアフリーへのリフォームが必要ですし、少ない収入の中から固定資産税などの税金も支払わなくてはいけません。
賃貸住まいの場合は、年金収入から毎月家賃を払わなくてはいけませんよね。年金だけで老後生活は少し厳しいなという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もしこの記事を見て、老後の生活が不安になったという方は、一度じっくり今後マネープランについて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
鶴田 綾
執筆者
福岡女学院大学・人文学部英語学科卒。卒業後、日本郵便株式会社にてリテール営業に従事。投資信託や生命保険の販売では商品分析を得意とし、豊富な商品知識を持つ。はたらく世代のお金の悩みに徹底的に寄り添う姿勢で顧客からの信頼も厚い。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、Instagramを中心に、SNSにて資産運用のはじめ方や資産形成のコツについて積極的に情報発信をしている。Yahoo!ニュース経済カテゴリーでアクセスランキング1位なども達成。一種外務員資格(証券外務員一種)、保険募集人資格などを保有。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部 編集長室
LIMO編集部記者/元新聞記者
担当分野
金融と社会保障分野の専門知識を生かし、主に公的年金(厚生年金保険と国民年金)、公的年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、マイナンバー制度など幅広くカバーしている。
信頼性の高い情報源をもとに、政策の変遷や最新の貯蓄トレンドを掘り下げた記事も手掛けているが、難解な情報を分かりやすく伝えることを意識している。
また、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなど、多岐にわたるテーマについて企画・編集・執筆している。
経歴
中央大学法学部を卒業後、東証プライム上場の大手IT企業でキャリアを開始。
その後、厚生労働省の記者クラブにて約3年間、医療保険制度や介護・高齢者福祉に特化した社会保障の専門紙で記者として働いた。
ここで社会保障分野に関する深い知識と実務経験を積み、複雑な制度の解説や政策を分析するスキルを磨いた。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営するくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、金融と社会保障分野に特化した記事を執筆している。
スタンス
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最終更新日:2024年11月11日