4. 年金が15万円ない人も多い。15万円では不足する場合も
ここまで、厚生年金を15万円以上受け取っている方がどのくらいいるのかを確認しました。男性では約65%、女性では約9%と大きな差がありました。
しかし、男性でも約4割が15万円に届いていないため、年金だけで15万円を確保できない方も多いといえます。女性は約9割が15万円に届いていません。
また、15万円という金額が十分なのか考えるとどうでしょうか。
在職中のお給料と比べると、少ないと感じる方が多いと思います。今回のような物価高があると不安にもなりますね。
受給額が少ないと感じる場合には、対策や準備が必要です。日本人には長い老後生活が訪れます。自分たちの老後資金は自分たちで準備をする時代に入ったといえるでしょう。
公的年金以外に、私的年金や貯蓄などで対策や準備をなるべく早く行うことは重要でしょう。
今回の記事が、将来についてしっかりと備えるキッカケとなれば幸いです。
参考資料
- ウェザーニュース「全国的に平年より厳しい暑さの夏"ダブル高気圧"で猛暑予想」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」
- 厚生労働省年金局「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和3年12月)
徳原 龍裕