「ふつうの家庭」ができる貯蓄術
今回は日本の「ふつうの家庭」の貯蓄額をみてきました。
400万円台の中でも年収が高い方が「貯蓄額」と「純貯蓄額」が多いということから、危機感を感じた方もいらっしゃるでしょう。
それではどんな方法で貯蓄をしていくといいのかを考えていきましょう。
貯蓄術1. 目的別に貯蓄方法を変える
教育資金や老後資金は必要なタイミングが異なるので、それぞれにあった貯蓄の方法を選びましょう。
車の購入費用のようにすぐにお金が必要になるものは、銀行に貯金がベストです。
一方、老後までは時間があるので、資産運用を活用しお金にはたらいてもらう方法を選択するといいですね。
貯蓄術2. 先取り貯蓄を取り入れる
後から残った額を貯金するという方法は、そもそも貯金できないケースや、いくら貯まっていくのかもわからないのでおすすめしません。
定期積立や、つみたてNISA、iDeCoなど自動的にお金が引かれていく方法を取り入れることで年収の範囲内で先取り貯蓄をすることができます。
いくら貯まっているのか見える化できるので、貯蓄に対するモチベーションも高まりますね。
つみたてNISAやiDeCoで投資信託を使って運用する場合はリターン同様にリスクもあるので、違いを理解して始めることが大切です。
貯蓄術3. 成長性のあるものに投資をする
長期的にみて成長していくものに投資をしていくことが大切ですが、具体的には「世界株式」を選ぶといいでしょう。
先進国に限定したものもありますが、先進国は経済成長が熟しつつあるので、新興国も含めた「世界株式」を選ぶと高い成長性が期待できるでしょう。
まとめにかえて
今回は「ふつうの家庭」のお金事情をみてきました。
夏休みを使って、お金周りについて整理していくことで無駄遣いも防げるかもしれませんね。
参考資料
- 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」(令和3年9月)
- 厚生労働省「2019年 国民生活基礎調査の概況 Ⅱ 各種世帯の所得等の状況」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2021年(令和3年)平均結果-(二人以上の世帯)」第8-2表
グイン 安季子