2. 投資FIREは現実的?60歳以上で「不労所得のある人」はどれくらいか
実際に不労所得を持っている人はどれくらいいるのか、高齢者の生活を知るために内閣府の「令和元年(2019)度高齢者の経済生活に関する調査結果」を見ていきましょう。
まずは高齢者の収入の種類をみると以下の通り。
回答者全体(N=1755)
- 公的年金、恩給・・・87.3%
- 仕事による収入・・・41.0%
- 企業年金、個人年金等・・・16.5%
- 財産からの収入(利子、配当金、家賃、地代等)・・・8.4%
- 子などからの仕送り・援助・・・2.2%
- 公的年金、恩給以外の以外の社会保障給付金(生活保護等)・・・1.1%
高齢者の収入は年金が多く、次に仕事による収入や個人年金など。
不労所得と考えられる「財産からの収入」がある人は回答者全体の1割以下となりました。
実際には不労所得を持っている人は少ない結果となりました。ただFIREという考えが増えている今、不労所得を持つ人は今後増えるかもしれません。
収入をみると、実際に多いのは「年金」と「仕事による収入」です。
では実際に今の年金額を見てみましょう。