そもそもIPOとは
まず、「そもそもIPOとは」から説明します。
IPOとは、「Initial Public Offering」の略で、新規株式公開とも言われます。
これまで株式を市場に公開していなかった企業が、証券取引所に株式を上場させ、一般投資家でも株式を自由に売買できるようにする手続きを指します。
また、IPOと同時に新株式を発行し、資金調達を併せて行うケースも多いです。
以下、IPOにおける企業、投資家それぞれのメリットを説明します。
IPOにおける企業側のメリット
- 大規模かつ機動的な資金調達と、それに伴う成長戦略の加速
- 知名度向上と、それに伴う他社との取引拡大や人材採用の活発化といった経営戦略の加速
- 株主を幅広く募ることに伴うコーポレート・ガバナンスの改善
IPOにおける投資家側のメリット
- 既存投資家はそれまでの投資のキャピタルゲインを簡単に得られ、投資資産を資金化することで次の投資チャンスに目線をシフトできる
- 既存投資家は上場後に株式を売らずとも、株価と照らし合わせることで投資リターンを明確に把握できる
- 新規投資家は、新たな投資チャンスを得られる
次からは新規投資家目線に立ち、IPO投資で気をつけたい成長性のポイントを紹介します。
著者
2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)に入社。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信している。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆中。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。