2. 国民年金保険料が未納だったらどうなるか?3つのリスク

保険料未納のリスクは、大きく3つに分けられます。

2.1 年金保険料未納のリスク1:差し押さえになる

先述の通り、保険料の支払いは義務です。税金と同様、滞納が続く場合は差し押さえになる可能性もあります。

未納分がある場合は、しっかり納めるようにしましょう。

2.2 年金保険料未納のリスク2:年金が受給できなくなる

年金を受給するには「保険料を支払った期間や免除期間が合算して10年あること」が条件となっています。すなわち、この期間が足りない場合は年金がもらえなくなります。

年金は老後の生活資金の重要な柱です。年金を納めないと、老後の生活は厳しくなるでしょう。

会社では厚生年金保険料が天引きされますが、そもそも国民年金の未納期間が足りないと、年金がもらえない、つまり保険料の払い損となる可能性があるのです。

2.3 年金保険料未納のリスク3:遺族年金や障害年金が受給できない

年金には「老齢年金」以外にも、障害を負った時や死亡した時の「障害年金」「遺族年金」という制度もあります。

年金保険料を納めなければ、これらも受給できない可能性があります。万が一のときに困ってしまうのは誰もが避けたいところでしょう。