7月に入り各地で梅雨明けが発表されています。6月中に梅雨明けが発表されるなど、今年は例年と比べて異例の短さでしたね。

これから本格的な夏を迎えますから、通勤や業務中などの熱中症対策などが必要になります。

今年の梅雨のように気候だけではなく、色々なことが以前とは変わってきています。例えば、就業期間もその一つでしょう。

退職と聞くと60歳定年とされてきましたが、最近では65歳など60歳以降をイメージされる方も増えたのではないでしょうか。

そこで、今回は60代の方がどの程度働いているのか収入面なども参考に考察していきます。

【注目記事】【厚生年金】男性「ひとりで月15万円以上」は何パーセントか。受給予定額を知る方法2選

1.「60代で働く人」はどのくらいか

では、早速60代で働いている人がどれくらいいるのか、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「60代の雇用・生活調査」から確認していきます。

出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「調査シリーズNo.19960代の雇用・生活調査」

資料から、60代で収入を伴い働いている方は59%ということが分かりました。60代の半分以上の方はリタイアではなく、何かしら仕事を続けているようです。

年齢別に確認すると、60~64歳が70.2%、65~69歳層が50.1%となっています。年齢が進むにつれて就業率は下がっていますが、60代後半でも50%を超えていることが確認できます。

また、男女間での就業率で比較すると、男性が69.1%、女性が49.3%と男性の方が高くなっており、男性の方が長く勤めていることが分かります。

平均勤務日数(6月中)は18.8日、1日当たり平均6.9時間ですのでフルタイムに近い数字ということが確認できますね。