初心者の人が押さえておきたい資産運用のポイント

貯蓄がある程度できて、資産運用をこれから始める人へ押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

資産運用のポイント1. 長期積立運用

資産運用を始める場合、大きな金額で一括投資ではなく、小さな金額で毎月投資しましょう。

投資の対象である金融商品の価格は、毎日大きく動きます。そのため、一括投資の場合は高値で買う可能性もあれば、タイミングを狙いすぎてなかなか踏み出せない可能性もあります。

一方、毎月積立投資する場合は、自動的に投資する設定を使えば価格が高い時も安い時も一定金額投資されます。

このように投資するタイミングを分散させると、購入単価が平均化され、日々の値動きの影響を受けにくくなるのです。

資産運用のポイント2. 世界株式への分散投資

投資対象は、世界株式型の投資信託を選ぶようにしましょう。

投資信託とは、運用対象や売買の判断などをすべてプロにお任せできる金融商品です。世界情勢に応じてどの国のどんな会社に投資をするかは、プロが投資判断をしてくれます。

個人の投資家は、ただ資金を預けて運用をお任せしているだけで、世界経済の成長の果実を受け取ることができるのです。

ただし、投資信託の中でも運用が優れているものと、そうでないものがあります。投資信託を選ぶときは、過去の運用実績を確認するようにしましょう。

資産運用のポイント3. 複利

複利とは、運用で得た収益を元本にプラスして再び投資することをいいます。

たとえ長期運用でも利益が出る都度取り崩していたら、長期で見ても大きくは増えません。一方、利益が出ていても取り崩さずに再投資すると、複利の効果で元本がどんどん大きくなります。

とはいえ、運用がうまくいくと嬉しくて売却する人や、使ってしまう人が多いのが事実です。できれば運用資産はないものとして、本当に必要なときまで放置しておくことをおすすめします。10年後や20年後、忘れた頃に大きく増えているかもしれません。