3. 年金額はどうやって計算されているの?
国民年金と厚生年金がどのように計算されているのかみていきましょう。
3.1 国民年金の計算方法
国民年金月額=満額×納付月数/480月
国民年金の受給額は現役時代の収入等に関係なく、納付した期間によって決まります。40年間分の保険料を納めることで満額が受給できます。2022年度の満額は6万4816円です。
3.2 厚生年金の計算方法
厚生年金を受給できるのは、厚生年金の加入期間が1ヵ月以上ある方となります。受給額は厚生年金に加入していたときの標準報酬月額や加入期間によって決まります。
- 平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月以前の加入期間
- 平均標準報酬額×5.481/1000×平成15年4月以降の加入期間
上記の報酬比例部分に加え、経過的加算額を貰える方もいます。貰える条件にあてはまるかどうかは人によって違いますので、実際の金額は人によって違うといえます。
目安が知りたいという方は、平均給与ごとの早見表を参考にしてみてください。
厚生年金の受給額は給与の額ではなく、標準報酬月額で決まりますので、あくまでもイメージとしてご覧ください。また、上記の金額には国民年金を含んでいないため、先述の国民年金と合計したものが受給額となります。