欧州への旅行でエミレーツ航空を利用することに

先週、プライベートでドイツを訪問する用事があり、訪問先がアレンジしてくれたのが、ドバイ経由のエミレーツ航空のフライトでした。

<行き>1)羽田→ドバイ(エコノミー) 2)ドバイ→ドイツ・ハンブルク(エコノミー)、<帰り>3)ドイツ・ハンブルク→ドバイ(ファースト) 4)ドバイ→羽田(ビジネス)、という内容で4回のフライトがありました。

一つの目的地の往復だけで、エコノミー、ビジネス、ファーストの3種類のクラスを経験するというのは滅多にない機会だと思います。アレンジしてくれた先方は、往復でビジネスを用意してくれようとしましたが、行きの分は満席でビジネスが取れなかったとのことです。

結論から言えるのは、エミレーツはどのクラスも素晴らしかったことです。私はスターアライアンスのユーザーとして通常はビジネスクラスを選んでいます。贅沢をするためにビジネスクラスを選択しているのではなく、よく「ラグビーとかやってた?」と勘違いされる身長180センチの体格を収めるには仕方がない選択肢だと考えていたからです。

エミレーツのエコノミーは十分なレッグスペースがあり、とても快適でした。前述のような体格であるため、「エコノミー席は自分には狭すぎる」という先入観が強く、海外フライトではエコノミーを避けていました。しかし、その思い込みが間違っていると気付きました。

3列席の窓側に座ってしまったので、トイレに立つ時には隣に座っている2人の方々に退いていただくのが大変申し訳なかったですが、座席には十分なスペースがあり、不快な思いはしませんでした。タッチパネル式の大きなスクリーンとエミレーツ自慢のエンターテイメントシステムiceはとても充実していました。

一方、機内食を一所懸命作ってくださっている会社があるのは理解しておりますが、正直な感想として、味はクラスごとの差がほとんどないと感じました。もちろん、素材感や盛り付けのビジュアル、食器やカトラリーのレベルは全く違います。

中でも一番大きな違いはドリンクの種類とクオリティです。「ワインリスト」のトップを飾っていたのは、ファーストではドンペリニョン、ビジネスではモエ・エ・シャンドンでした。当然ですが、エコノミーにはワインリストはありません。

全席がパーティションで通路と仕切られる自動ドア付きの個室