気象庁は2022年6月27日、梅雨明け直後の熱中症予防対策を呼びかけました。九州南部、東海及び関東甲信地方で梅雨が明けるなど、これから気温が高い時期になるとして、「熱中症発生リスクが高く」なるとしました。
そのうえで、「適切な熱中症予防行動を早め早めに」と呼びかけました。
気象庁「暑さ対策」を
気象庁のデータでは、梅雨明け直後は熱中症で救急搬送される人が多いことが指摘されています。
九州南部、東海及び関東甲信地方で梅雨が明けるなど、これから年間で最も気温の高い時期に入ります。梅雨明け直後は多くの人が十分に暑さに慣れていないため、熱中症発生リスクが高くなります。
また、野外で活動する機会が多くなる時期となっており、暑さへの対策が欠かせません。
気象庁は、「暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを行動の目安として適切な熱中症予防行動を取っていただくようお願いします」としています。
WBGT・熱中症警戒アラートとは
暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標。「環境省熱中症予防情報サイト」から取得可能です。
また、熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に、都道府県に発表されます。
発表されている日には、「外出を控える、エアコンを使用する」等の、熱中症の予防行動をすることが大事です。