4. 夫婦で考えたい年金の受け取り方

繰下げ受給の魅力や落とし穴を見ていきました。

夫婦2人の年金をすべて繰下げ受給するのは、老後生活を送る上でリスクが高いと言えます。

年金には厚生年金と国民年金があるので、どちらか一方だけを繰下げることもできます。この場合は65歳の誕生日前に届く「年金請求書」で、どちらの年金を繰り下げるかを記入して提出します。

夫婦2人の年金を考える場合は、夫だけ・妻だけの年金を繰下げ受給することも、リスク分散にはなります。ただし遺族年金等にも関わるため、不明な点は個別に年金事務所に聞いて判断するといいでしょう。

大切なのは、夫婦で老後のお金について話し合うことです。必要となる貯蓄額も含め、しっかりマネープランを立てておきたいですね。

参考資料

太田 彩子