1. 目的のないウィンドウショッピング

貯金のコツの一つとして、出費の金額を一定額に決めることが挙げられます。どういうことかというと、毎月1万円はシャンプーや洗剤などの日用品代、毎月3万円は外食を含めた食費、毎月2万円は被服費、などと決めるということです。

それなら誰もがやっていると思うかもしれませんが、きっちり貯金できている人はこの「出費を定額にする」ということを徹底的にやっているのです。たとえば、30代で800万円の貯金に成功したAさんは、日用品代の毎月のムラをなくすためにアマゾンの定期便で買いものをしています。

また、食費はコープなどの宅配サービスを利用。届いた食材で毎週、毎月のやりくりをします。2か月に1回購入するお米代は、毎月1,500円ずつ予算を取って貯めておくのだそう、そうすることによって一定額での購入を徹底しているんですね。

貯金が苦手な人は、せっかく予算を決めても守れないことが多いもの。「次の月に挽回しよう」と思うかもしれませんが、ほとんどの場合、挽回できません。これが積み重なって貯金自体が嫌になってしまうのです。

話を戻すと、毎月の出費を一定額に抑えると貯金しやすくなります。逆に、予算外の買い物をしやすいウインドウショッピングは貯金の天敵なのです。ただ、時には冠婚葬祭や急病などの臨時出費があるので、臨時出費用にボーナスから10万円取っておく、などの工夫をしておくといいですね。