夏休み前に受験への熱量が低下している場合は要注意

受験学年でもある小学6年生の夏休みは「勉強時間を確保できるラストチャンス」「何とか挽回できる貴重な時間」になります。

また、夏休みは通塾と宿題をこなすのに多忙を極めるため、中学受験をする子どもは「夏休みを思い切り満喫する」ことはほぼ不可能になります。

1月や2月の入試本番をゴールに定める全ての親子にとって、夏休みは合否の分岐点にもなる重要な時期になります。しかし、夏休み前に受験への熱量が低下している場合は注意が必要です。

勉強に疲れ、思うように成績が上がらず気持ちが乗らない。

6月に中だるみになると、やる気を出させるために試行錯誤を繰り返したままの状態で夏休みに突入。

気分が乗らないまま夏期講習がスタート。

ようやく本気を出そうとしたら、もう本番目前ということもあります。

こうした事態は誰でも起きる可能性があります。

中だるみを迎えた子どもから「受験に意味があるのかな」と問われたときはスルーしたり、「とにかく黙って勉強していればいいの」という声がけは逆効果になります。