庭を彩ってくれた春咲き球根植物が、そろそろ終焉のときを迎えています。

そのまま来年まで植えっぱなしにできる品種もあれば、雨で腐るので掘り上げたほうがよい品種も。

今回は、球根の掘り上げ方から保管のコツまでを紹介します。梅雨時に掘り上げたほうがよい春咲き球根植物もお伝えしますので、さっそくみていきましょう。

咲き終わった球根、掘り上げたほうがよい?

球根は基本的には植えっぱなしでも大丈夫ですが、日本の夏は高温多湿になりがちなので、球根が土の中で腐ったり病気になったりします。

スイセン、ムスカリ、クロッカス、オキザリスなどは、数年植えっぱなしにしておいても支障がないので、掘り上げる必要がある品種かどうか、あらかじめチェックしておくとよいでしょう。

球根を掘り上げたあとは、新しく花苗を植え込む場所ができます。限られたスペースを無駄にせず、いつも花いっぱいの庭にできるというのもメリットです。

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球根の掘り上げ方は?

葉が半分以上黄色くなって倒れたら掘り上げのサイン。水やりをストップして、晴天が続いた頃に球根を掘り上げましょう。球根を傷つけないように気をつけながら、ていねいに掘り起こします。

伸びている茎や葉を切り取り、土を落として水洗いします。球根を消毒する場合は、市販されている専用の球根消毒剤を使うと便利です。