定年後60代に増える4つの支出とは
「退職すればそこまでお金はかからなくなるだろう」と考える方もいますが、増える支出にはどんなものがあるのでしょうか。
公益財団法人 生命保険文化センター「セカンドライフの生活費は現役時代とどう違う?」よりみていきます。
【定年後60代】退職によって発生する支出の例
- 趣味や生きがいのための費用
- 近所づきあいの交際費
- 妻の国民年金保険料(妻が60歳になるまで)
- 国民健康保険料※
※健康保険から国民健康保険へ移るほか、定年退職前の健康保険に引き続き加入する、要件を満たす人が会社勤めの家族の被扶養者になる選択肢もある
旅行を楽しんだり、新たな趣味をはじめたりとなると出費は増えるでしょう。お孫さんが生まれれば、お年玉やお祝いといった出費もあります。
また、日々の生活費とは別に、もしもの時の貯金も必要でしょう。病気やケガ、介護が必要になった場合の費用についても準備しておきたいものです。
定年後60代に減る7つの支出とは
一方で、退職することでいらなくなる支出の例も、同資料よりみていきましょう。
退職によって不要となる支出の例
- 会社員としての交際費・食費
- スーツ、ワイシャツ、ネクタイなどビジネス被服代
- 子供の教育・扶養費用(成人・独立の場合)
- 住宅ローン(完済する場合)
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 健康保険料※
※健康保険から国民健康保険へ移るほか、定年退職前の健康保険に引き続き加入する、要件を満たす人が会社勤めの家族の被扶養者になる選択肢もある
住宅ローンの返済状況やお子さんの年齢など個人差はあるものの、上記の支出は必要なくなってくるでしょう。