5月もまもなく終わりです。今年から社会人という方にとっては、2回目のお給料ですね。4月の初任給に比べて少ない!と驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
5月からは「健康保険料」や「年金保険料」の天引きがスタートするため、4月より手取り額が少なくなってしまうのです。
「こんなに引かれるのか」と悲しくなる気持ちもありますが、毎月払っていく年金保険料も、将来いくら受け取れるのかイメージできると、少しは悲しみが薄れるのではないでしょうか。
今回は、60歳以上の年金受給額を1歳刻みにチェックしていきます。ご自身が受け取る目安の額の調べ方もお伝えしていきます。
【注目記事】こんなに天引きされる?厚生年金と国民年金の実態。手取りと額面の違いを解説
1. 厚生年金や国民年金の仕組みとは
まずは日本の年金制度の仕組みから解説していきます。
日本の年金は「2階建て構造」といわれますが、1階部分にあたるのが国民年金です。こちらには日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人に加入義務があります。保険料は一律で、令和4年度の保険料は1万6590円です。
そして、会社員や公務員などが上乗せして加入するのが、2階部分の厚生年金です。厚生年金は報酬比例といい、保険料は報酬額によって決まります。現役時代に納めた保険料によって年金額が決まるため、受給額は人それぞれです。