何を使って貯蓄している?(貯蓄の種類別の構成比)

次に、その貯蓄をどんな金融資産を利用して築き上げたのか、「貯蓄の種類別の構成比」についても見てみましょう。

預貯金を利用しての貯蓄が約6割

先述の調査データから、総世帯の統計にはなりますが抜粋した結果が以下です。

「預貯金」63.6%、「生命保険など」19.0%、「有価証券」16.0%、「その他」1.4%

預貯金の占める割合が半数を超えています。

預貯金以外の貯蓄なら20年間で3倍増

家計金融資産残高の伸びを、資産構成の半数を現預金が占める日本と、株式・投資信託(年金・保険等を通じた間接保有分を含む)が約4割を占める米国とで比較した金融庁のデータ「平成28事務年度 金融レポート」があります。

同レポートによると、1995年から20年の間、日本は約1.5%の増加に留まっているのに対し、米国は3倍以上に大きく増加しており資産運用のリターンが家計に取り込まれています。

 

出所:金融庁「平成28事務年度 金融レポート」